Last of USを制覇。心に響いた。
PS3の名作と誉れ高いLast of USをクリアした。
私はこれまで何かと忙しかったこともあってPS系のゲームにあまり触れていなかったのだが、これは凄く良くできたゲームですね。
まさに動かせる映画という感じで、キャラクターとストーリーが大人向けで、カメラワークなどの演出面をよくできており、背景や映像も美しい。
キャラ操作は自然な感じで、これまで抵抗があったゲームパッドでFPSをプレイするのも、快適であることを知った。
特に移動面ではやっぱりスティックでの操作や振動は臨場感があり、このゲームの世界に浸ることができた。
キャラの造形や動きもとても自然で、ゲーム的な不自然さを感じさせず、表情なども良く表現されており、ここまでバーチャルの世界も進化したのか、と驚かされた。
動画を流すだけの映像と違い、リアルタイムで動く、丁寧に良く作られたキャラ動作は、見ているだけで結構飽きないものだと感じた。
ゲーム性としてはステルス系のゲームで、失敗したときに銃撃や格闘をするかんじのバランス。
基本的には箱庭に敵キャラが配置されて巡回しており、イベントと先頭を交互に繰り返すゲームである。戦闘は単調になりがちな構造ではあるが、ストーリーや雰囲気の良さとキャラの良さで、次が気になり、止めどころがわからないような作りになっている。
人間の敵と、ウィルスに感染したゾンビみたいな人間との闘いの違いなどで、飽きないように工夫をしている面もある。
ちなみに、この手のゲームはストーリー重視で難易度が低いことがあるため事前に調べて、ハードモード的な難易度を選択して(「上級」だったかな?)プレイすることにした。
途中水びだしのホテルの地下のようなところで、発電機を回すと敵がうじゃうじゃでてくる恐ろし気な場面があり、そこで何回か死んだのがトラウマになって、一時進行をストップしていたが、雰囲気にビビらずどのようにすればクリアできるか観察しながら、攻略していけば案外簡単にクリアできることが分かった。
たぶんそういうのがこのゲームの醍醐味なのだと思う。
弾薬や物資が足りなくなることがあるので、なるべく節約しながら敵を1人づつ消していき、どうしても無理そうな場合には最低限の資材で乗り切るよう計画し、実行していく。そんな面白さを味わえた。
ちなみに、ハードモードでも慣れてきたら弾薬や物資は余り気味だった。
ただストーリーは賛否両論あるタイプですね。
特に主人公のジョエルの行動は少し理不尽な面があり納得いかない面もあるかも。でもそんな理不尽な部分・人間らしい不完全な部分がなかったら、特徴のない子供向けゲームの印象になっていただろうから、そういうところも含めてよくできたゲーム・作品なのだと思う。スピルバーグのしょぼい新スターウォーズなんかよりよっぽど心に残ったよ。
PS系のゲームも頑張っていたんだなあ。これからいろいろやってみよう。
・クリアまでのプレイ時間 25時間くらい?
・私的評価 傑作 (傑作・名作・良作・凡作・駄作の5段階)