メトロイドII マッピングしづらくてムズイ だがクリア
メトロイドIIをクリアした。
どんなゲーム?
もともとは白黒のゲームボーイ用に開発ゲームではあるが、ゲームボーイカラーで遊ぶと、何故かサムス・アランがきちんと赤やオレンジの正しい色に彩色されて、カラーで遊ぶことができる。どういう仕組なのか謎である。
第一印象
今の私は、メトロイドシリーズはゼルダシリーズと並んで、最も信頼できるゲームシリーズと認識しているが、それはゲームボーイで発売されたこのゲームによって培われたのだと思う。
初代メトロイドを割と最近クリアして、次にスーパーメトロイドをプレイしようと思っていたのだが、ネットで調べていたら、メトロイドIIというのが、ゲームボーイで出ていたと知った。
私はゲームボーイというゲーム機自体は、あまり本格的でないゲーム機というか、白黒の小さな画面でゲームに没頭できると思っておらず、所有していなかった。私にとっては、「範囲外」のデバイスであったのだが、ウェブによると、メトロイドIIは、シリーズのシナリオ的には、割りと大事な位置づけらしい。
それで仕方なくプレイすることにしたのだった。
やってみて、最初に感じたのは、サムスが大きくて画面が小さいことだった。まあこんなもんだろうな、と思った。
でも、画面が小さくて、視界が狭いことと、どこか独特な、ファミコンとも違う環境音楽みたいなサウンドは、独特の緊張感があり、画面の小ささや映像のショボさは時間を経るごとに気にならなくなっていった。
独特の雰囲気と適度な難易度
メトロイドが現れるときの、不協和音ぼい効果音、ゾクッとするような、これからの戦いが楽しみなような効果音。
最初のメトロイドを倒すと、確か残りの殲滅すべきメトロイドの数が画面に表示されて、メトロイドを探すモチベーションが湧いてきた。アイテムだけではなく、メトロイドまでモチベーションを刺激する探索の対象となっているようだ。
そんなわけで、いつの間にか、ファミコンとも違う、この独特な作品に引き込まれていた。
マップについては、ファミコンとは異なり、単純な上下左右のブロックの組み合わせではなく、上下左右に広くなっているし、壁も直線ではなく凸凹しているので、マッピングしづらい。
ある程度メトロイドを殲滅すると、地響きが起こって、地底湖のどこかが崩れて行動範囲が広がることになっているが、ウロウロしても、どこが新たな道かわからない。結果としてどちらに行ったらよいか、結構迷って苦労した。
途中にたまにいる中ボスクラスのメトロイドも歯ごたえがあり、携帯機といえど侮れない難易度だ。当時、私の知らないところで、ゲーム開発者たちは、モバイルゲームという新世界でいい仕事をしていたようだ。これからは、ゲームボーイのゲームもプレイしてみよう。そう思った。
まとめ
このゲーム、やや難しめだが、コンパクトにまとまった名作である。他のメトロイドファンで、本作を未プレイであれば、ぜひおすすめしたい。
・クリアまでのプレイ時間 5時間未満
・私的評価 名作 (傑作・名作・良作・凡作・駄作の5段階)