ゲーム制覇記録

ゲーム制覇記録

名作を味わいつつ、自己の地平を広げるため次の制約を課す 一つ 古今東西のあらゆる名作をプレイする 二つ オリジナルをプレイする 三つ 発売順にプレイする 四つ クリアできなければレビューしない 五つ 説明書以外のヒントは見ない 六つ バランスを壊す裏技は使わない

ファミコン版メトロイド クリア! マッピングすれば簡単だった

このゲーム、小学生のころプレイしたことがあり、苦労の末、挫折した。

当時、似たような迷路を行ったり来たりしているうちに、体力を削られ、狭い足場に落ちて死んだ光景が蘇ってくる。

当時の私は、溶岩から出てくるカブトムシみたいな敵をひたすら倒して、体力を回復してりして、それなりに頑張ってやっていたのだが、クリアすることはできなかった。

そんなわけで、私の中ではいつかやり直してみたい手強いタイトルとして、ずっと心に残っていて、このゲームがクリアできれば、どんなゲームでもできるようになるのではないか、そんな気にさせるゲームであった。

どんなゲーム?

メトロイドは、ファミコンディスクシステム用のSFアクションアドベンチャーゲームである。

迷路の各所に隠されたアイテムでパワーアップし、アイテムにより、行動範囲が広がっていくというコンセプトはゼルダの伝説に近いが、プレイの感触はだいぶ異なる。

孤独な探索と、神秘的な世界観 

まずSFチックな世界観、たった一人で気持ち悪い地球外生物が巣食う太陽系外惑星の地底に潜っていくというシチュエーションが、子供向きではない。

敵キャラのデザインも蟲のようなものから、何かのエネルギー体のようなものなど、エキゾチックである。

また、ゲームデザイン的にも、ゼルダとくらべて、お約束的な様式が少ない。 

例えば、ゼルダの場合、各地に神殿があり、その中には1つのアイテムがあり、神殿の最後にはボスキャラがいて、倒すとハートの器とトライフォースを得ることができる、みたいな繰り返しの様式があり、安心感を醸し出しているが、このゲームには、そういうのがない。

ボスキャラは、そんなに多くはないが、迷路を歩いていると、突然あらわれるため、準備ということができない。しかも強い。

アイテムについても、そろそろこのあたりにアイテムがあるだろう、みたな予感がする要素はなく、その日のプレイの辞めどきも図りにくい。

どれほど歩いたらアイテムがあるとか、おそらくこっちにはパワーアップアイテムがありそうだ、とかそういう予感がとても希薄である。

どちらかというと、いつ終わるともわからない地下通路を徘徊していると、偶然的に突然アイテムを発見することがある、みたいな感じで、何か突き放した感じだ。

そんな感じでプレイ中の緊張感が強いのだが、それを盛り上げる音楽は、非常にかっこいい。勇壮な音楽から、神秘的な音響、アイテムを採ったのときのファンファーレなど、独特で印象深い。 

攻略について

このゲーム、プレイの緊張感が高く、難易度も高いので、クリアできたか、できないかによって評価が異なってくるかもしれない。 

マッピングは必須ではないが、似たような通路が多く、非常に記憶しにくいため、かんたんにメモを取ることをおすすめする。

マッピングにより、特殊アイテムや、エネルギータンクなどを効率的に取得できるようななるため、アクションの難易度も軽減されるだろう。

それから、行き止まりの壁や、向こう側が空洞になっている通路などは、初めてのときに、ボムや通常ショットで破壊可能かどうか確かめておいたほく必要がある。

これだけ心がければ、クリアは可能だろう。

まとめ 

高難度ではあるが、他にないゲームでもあり、シリーズを通して名作揃いであるため、レトロゲームに抵抗がなければ是非プレイをおすすめする。

今であれば、ファミコンクラシックや、wiiuバーチャルコンソールなど幾つかプレイする方法がある。

レトロゲームはちょっと、、という方には、ゲームボーイアドバンスでリメイクされたメトロイド・ゼロミッションがある。

私はそちらはまだプレイしたことがないが、評判は上々である。

 

・クリアまでのプレイ時間 約8時間
・私的評価 名作 (傑作・名作・良作・凡作・駄作の5段階)