光神話パルテナの鏡2 kid Icarus myth and monsters サクッとクリア
パルテナの鏡の続編であるkid Icarus myth and monstersをクリアしたのでレビューしてみたい。
どんなゲーム?
本作はゲームボーイで発売された、光神話パルテナの鏡の続編であるが、あまり有名でないのは、海外のみで発売され日本未発売だからだ。
ファミコンディスクシステムで発売された初代パルテナの鏡は最初の冥府界ステージがゲーム中で一番むずかしいという、レベルデザインが少し変なゲームであったが、それなりに好評を博したゲームであるから、日本で発売しないのは不思議なことである。
もっとも任天堂は他にもスターフォックス2を完成していながら、タイミングの関係で発売しなかったり、いろいろ試作品を試しては、寝かしておいたりしているみたいだから、社風なのかもしれない。
日本で発売しないくらいだから、あまり良い出来ではないのだろうという気もしたが、「一つ確かめてやろう」ということでプレイしてみた。
強化されたシステム
まず、このゲーム、普通に楽しくプレイできる。
ディスクシステム版と同様、縦スクロールステージから始まり、次に横スクロールステージとなり、最後はシューティングステージになっていて、その間に迷宮ステージがあるという構成は踏襲している。
しかも、ゲームボーイのソフトに良くあることだが、システム的には、ファミコン版をベースとしながら、より進んだシステムになっている。
例えば前作では一度前に進むと後ろに戻ることができない一方向スクロールであったが、本作ではゴール間近まで進んだ後でも、スタート地点まで戻ることができる。
また、縦スクロールステージにしても、少し横にもスクロールすることができ、これらのことからちょっとしたアドベンチャーゲームみたいになっている。
また、前作では石化されたイカルスをハンマーで助けると、ボス戦で助けてくれるという仕掛けがあったが、今作ではイカルスを破壊するとアイテムが現れる。
要するにマリオで言うところのはてなブロックと同じ位置づけになったわけで、考えてみると、随分ひどい扱いだ。
ちなみに所々にハンマーで壊せる壁があり隠し部屋などを発見できるという要素も加わっている。
グラフィックについても、努力のあとが垣間見える。神器に関するちょっとした演出などが用意されていたり、最終ボスなど大迫力である。
ゲームボーイって画面はテレビには及ばないが、内部的な性能やゲームの容量は、ファミコンよりだいぶ良いのだろうか?
イマイチな点
一方で、後ろや横への移動が自由になったことにより、特に縦スクロールステージの難易度がかなり低下している。
まず画面外に落下することによるミスが、ミスにならなくなっているし、浮遊する敵キャラから、画面の横や下に戻ることでかんたんに回避ができるからだ。
難易度としては、ファミコン版の横スクロールステージくらいの難易度で全編が構成されている感じといえば、イメージし易いかもしれない。
ファミコン版は、最初のステージである冥府界だけやたらと難しく、その後の地上階以降はヌルゲーとなる変な仕様であったが、それが改善されたといえば言えるのだが、そもそも地上界以降のパルテナが面白かったか?というと微妙であり、本作もそういう微妙感がある。ゲームボーイということで、小さな子どもをターゲットとした難易度なのかもしれない。
しかし、ゲーム自体のボリュームもそう多くないため、投げ出すほどの問題でもなく、難易度の低さとあいまって、サクッとクリアできるので、今となっては良いのではないだろうか。
まとめ
低めの難易度ながら、名作とまでは言えないが、ゲームバランスに問題はなく、サクッと楽しめるだろう。気分転換的にプレイしてもいいかもしれない。
・クリアまでのプレイ時間 5時間未満
・私的評価 良作 (傑作・名作・良作・凡作・駄作の5段階)
Wii / Wii U 初代クラシックコントローラレビュー
レトロゲームファンにとって、Wii / Wii uのバーチャルコンソールは、良いものだ。
わたしの家は裕福ではなかったが、何故かセガマークIIIや、PCエンジン、PC98などのマニアックなゲーム機を保有していたが、私のように後続なきコンソールのかつてのオーナーにプレイ環境を提供する価値は、その人にとっては大きい。
で、その際に問題となるのはコントローラーで、wii発売時、任天堂が用意した最初のコントローラがこれである。結論からいうと、これは、過小評価されているものの、素晴らしいコントローラである。
このコントローラはこれまでのレトロゲームを快適にプレイできるよう最小公倍数的に設計されているものと推察する。
しかし、発表当時このコントローラを購入、操作してとてもがっかりしたのを覚えている。
当時、NINTENDO64やPlayStationから、核心的な3Dゲームの時代となり、それに合わせて、人間工学に基づいた手にフィットするコントローラが主流となっていた
任天堂といえば、ユーザーインターフェース、特にコントローラへのこだわりを感じていたし、64やGCのコントローラの手触り・革新性への信頼感も大きく、当時その路線が進化の主流であると感じていたものだ。
そんな当時の私からすると、グリップもなく、明らかに平べったい感じのこのコントローラを見て、任天堂は何かのこだわりを失ったのか、と感じたのだ。
一方で、私の右脳は何かの違和感、自分が開発者の意図を理解していないかもしれない印象があり、このコントローラについての評価を保留としていた。
私は、わりと前衛的な小説や作品を好んでいることもあり、その時の自分が理解していない何かがあるという感覚には敏感だった。
で、当時の私は、そう思いつつも、このコントローラを売却し、後継であるクラシックコントローラ Proを購入したのだった。
レトロゲームにはレトロゲーム用のコントローラが必要だった
このコントローラの素晴らしさに気がついたのは、Wii Uや、Switchの携帯モードでゼルダBOTWなどの3Dゲームとレトロゲームを交互にプレイしたときだった。
Wii Uや携帯モードのSwitchなど大型のコントローラで3Dゲームを行うのは、とても快適で、没入感を覚える。
こういった3Dゲームでは、細かなボタン連打や、上下左右のめまぐるしい動きは、あまり行われず、どちらかというとアナログスティックの微妙な操作やボタンを頻度は少ないもののタイミング良く押すことなどが主流となる。
しかし同じ環境で、ゼビウスやマリオなどのレトロゲームをやると、非常に没入できないということに気がついたのだ。
私の分析によると、コントローラの相性について、大きさ、グリップの有無、十字キーの大きさ、ボタンのカチカチ感などの点が、レトロゲームと3Dゲームとで、正反対のようだ。
要するにレトロゲーム、特にシューティングゲームでは、コントローラが小さく、グリップがなく、十字キーが比較的固く、ボタンの反発が強いほうが向いているのだが、3Dゲームではその反対となる。
そういうわけで、任天堂はそういうことを理解した上で、レトロゲーム用にこのコントローラを設計したようだ。
そう考えると、WiiリモコンやSwitchのコントローラは、最新ゲームとレトロゲームの間の微妙な塩梅で作成されているのがわかる。
このコントローラ、十字キーや各種ボタンのカチカチした感じなど、レトロゲーム向けによくできており、背面はまるみを帯びてぽってりしている使いやすい。
また、LRボタンの内側にZL、ZRがかなり特殊な配置をしているのだが、大人のにとっては、あらゆるコントローラのなかで、最高に押しやすい。
DualshockやXBOXのコントローラも使い易いが、それらのLRは押すのが苦痛なほどで、本コントローラのZL、ZRの使いやすさとは比べ物にならない。(あまり使うゲームはないが)
特にXBOXのコントローラは最新の3Dゲームをプレイするには、最高だが、レトロゲームをプレイするのは悪夢である。
まとめ
レトロゲームには、大型の手にフィットしたコントローラは全く向かないし、3Dゲームには、グリップのある大型の手にフィットしたコントローラが必要なので、プレイするゲームに合わせて両方必要だ。
それを両立させているのは、joy-conとwiiリモコンくらいしか私は知らない。これらのコントローラは素晴らしい職人芸である。
ドラキュラII 呪いの封印 ちまちまやってクリア
ドラキュラIIをクリアしたのでレビューする。
どんなゲーム?
名作の続編は、結構異色作であることが多いが、この作品もご多分に漏れず、シリーズの中ではやや特殊な位置づけである。
基本的なアクションのシステムは、前作を踏襲しているが、ゲーム性は大きく拡張されており、前作がハードなアクションであったのに対して、今作は、探索要素がメインのゲームに変化している。
当時、まだゲームというメディアの可能性を模索しているなかで、遊びの質を模索する実験、という趣があり、こういう作品は今やると荒削りな部分があるが、今ではあまり見られないような要素もあり、プレイするのは好きである。
しかし小学生当時、購入してプレイした記憶があるが、どこへ行って何をしたらよいかわからないし、街の人から得た情報がでたらめであったりして、何が面白いのかよくわからないまま、当時はクソゲーと判断していた。
当然未クリアであったが、大人になってクリアできたので、評価してみたい。世間一般の評価も、「理不尽」とか「つまらない」という評価が結構多いが、私は結構面白かった。
雰囲気のある映像と音楽
前作は基本ドラキュラ城を登っていく、というシチュエーションで、建物のなかから時折背景に見える拷問器具などのアイコンや、月などをうまく使い、雰囲気を醸し出していたが、今回は舞台であるトランシルバニアの森や街、湖や墓地などをドラキュラの遺骸を求めて、広い世界を冒険することになる。
名曲揃いの音楽とあいまって、美しいトランシルバニアがうまく表現されており、楽しく旅することができる。
そこそこ良くできた探索要素
このゲームの探索要素、今やってみるとそこそこ面白い。
探索系のゲームの落とし穴として、主人公が、お使い/パシリと化すケースがよくあるが、本作は、動機づけが世界観に上手くマッチしている。
主人公であるシモン・ベルモンドが、前回のドラキュラ伯爵との死闘でうけた背中の傷による呪いにより、死の運命にあるという設定になっている。
その設定にからめて、ドラキュラの遺骸を集めて火葬するとこにより呪いを解く、という設定であり、独自性と雰囲気のあるアイデアだ。
マップや探索もそれほど複雑でなく、ゲーム自体、割とコンパクトであり、この設定と雰囲気で最後まで飽きずにプレイできた。
攻略のコツとして、松明でそこら中の壁を壊すことで、アイテムやヒントが得られる仕組みであるため、壁を見つけたら破壊することを心がけていれば、普通にクリア可能だろう。
重要アイテムを発見したときのうれしさは、探索好きの人であれば、楽しく感じるだろう。
マップは単純であるため、マッピングは必ずしも必要ないが、かんたんなメモを作成したほうが、効率良く進められる。
また、各種ヒントについては、スクリーンショットや、スマホのカメラで写真メモすることをおすすめする。これは他の探索要素のあるゲームでも共通することではあるが。
なお、このゲームはクリア時間によるマルチエンディングを採用しており、私は一番下のランクであった。
ちょっとイマイチな点
当時クソゲー要素として良くあげられた街の人が嘘をつく点は、今プレイしてみると、あからさまな嘘は判別できるし、嘘があることは説明書にも書かれていて、あまり問題には感じない。
しかし、シモン・ベルモンドの性能が横方向移動が主体であるため、マップ自体も横一直線な単純な構造になってしまっているという、ゲームデザインの問題点がある。
また、一部アイテムの使い方がわかりにくい点も、デメリットとしてあげられるだろう。一応ヒントはあるのだが、特に水晶玉の使い方はハマるかもしれない。
詳細はこれからプレイする人のために伏せるが、こういった、アイテムの使い方がわからずに、核心部分に近づいているのに、気が付かずにハマってしまう、みたいなのは、昔のゲームによくあるが、そこを含めて楽しめる人でなければ、WEBなどで、ちょっとヒントを得てしまっても良いと思う。
所詮娯楽であるので、ストレスにならない程度に楽しめればそれで良いのだ。
もうひとつの問題はアクションの難易度が低く面白くない点だ。
これは本作にレベル性が採用されているためでもあると思うが、普通にプレイしていると、シモンが強くなりすぎて、ボス戦であっても、あまり苦戦することもなくなってしまう。
これらの点について、同時期に似たようなコンセプトで発売されたリンクの冒険や、メトロイドが素晴らしくデザインされていることを考えると、やや惜しい作品であると感じる。
まとめ
名作アクションシリーズの中の異色作として、必ずしも評判が良い作品ではないが、シリーズファンであれば、プレイすることをおすすめする。
クリアまでのプレイ時間も短いため、はまらなければサクっとプレイできる。
一方で、本作をシリーズ初プレイする、という方へは、おすすめしない。やはり名作というには、1歩足りない完成度であると思う。
個人的には、子供の頃クリアできずに気になっていた本作を征服し満足である。
・クリアまでのプレイ時間 5時間未満
・私的評価 良作 (傑作・名作・良作・凡作・駄作の5段階)
パルテナの鏡を制覇した!
光神話 パルテナの鏡をクリアしましたので、レビューします。
パルテナの鏡はシリーズとして、ファミコンディスクシステム、ゲームボーイ、3DSで計3作発売されています。
ゲームボーイで発売された2作目は日本では未発売です。
どんなゲーム?
全盛期のファミコンゲームを更にパワーアップするために任天堂が満を持して投入したディスクシステム用ソフトです。
ローンチにゼルダの伝説が発売され、半年後にメトロイドや悪魔城ドラキュラなど力の入ったゲームが発売、「ディスクシステムのゲームは間違いない」と小学生たちが感じ始めたころに投入された横視点アクション・アドベンチャーゲームです。
メドューサに占領されたエンジェランドを開放するため、冥府の底から天国っぽいところまで登っていって、メドューサを倒す、みたいなストーリーです。
探索要素は少なく、ゼルダやメトロイドよりは、アクションよりのゲームです。
高難易度なこともあり、海外のほうが人気のあるゲームで、後にゲームボーイ、3DSで発売、シリーズ化されています。3DSは多分10数年ぶりの発売で、しかもローンチ的な扱いになっています。
高得点クリアを促す熱い作り
主人公のピットくんは、スタート直後は連射の出来ない射程距離の短い弓矢しか使うことができずいかにも弱々しい感じです。
しかし道中多くの魔物を倒すことによって、面クリ時にライフゲージを増やすことができます。
また、途中に、神様っぽい人が待っている小部屋がたまにあり、それまでの成績によっては弓矢をパワーアップしてくれます。
お店でも、魔物を倒したお金的なもので、道具を購入できるのですが、売っているのは消耗品であって、ピットくん自身がパワーアップするためにはね現れる魔物を残さず退治する必要があります。
魔物を残さず退治して、高得点状態で面クリしたときの高揚感が凄いです。
集中力が求められる高難易度アクション
特に最初のステージである冥府界がそうなのですが、狭い足場を独特のふわっとしたジャンプで上へ上へと画面スクロールしながら登っていくのですが、ファミコンのアイスクライマーみたいな感じで、画面の下に落ちると一発でミス、ゲームオーバーになります。
また魔物の動きが特徴的で、足場や壁の場所にかかわらず、画面の上とか下から、独特のパターンで浮遊してきます。
魔物は、スターフォースとかツインビーみたいなシューティングゲームの敵機みたいな動きで、画面上下からワラワラ飛んでくる、そんな中を狭い足場をジャンプして登っていくという、マゾヒスティックなプレイを楽しめます。
ある程度魔物の出現場所やパターンを覚えながら繰り返し挑戦する必要がありますが、これをくぐり抜けて面クリ・パワーアップしたときの心境は格別です。
各ステージの最後には、オートマッピングによる迷宮探索
激ムズのステージを超えると、迷宮が控えており途中で紙や鉛筆を拾うことで、オートマッピングが可能。探索の楽しみを味わうことができます。
ダンジョンではありますが、ちょっと一息つける感じでこのメリハリが心地よいです。
独特の音楽、雰囲気
ギリシャ神話をモチーフにしている点が珍しく、雰囲気のある音楽、アートワークが特徴的です。
敵キャラも、蛇や目玉などちょっとグロテスクな感じで、画面の色使いも、紫や青緑など独特の色合いなのですが、それが悪趣味なような、美しいような独特な感じです。
気になる点 最初が一番むずかしい
このゲーム、最初の冥府界は上記の通り激ムズの挑戦を楽しめるのですが、一旦そこをクリアすると、プレイヤーが熟練して、且つピットくんをパワーアップするので、急に難易度が下がります。
そこまでぬるい感じではないのですが、冥府界を通り抜けるほどのゲーマーはやや肩透かしを食らうかもしれません。
強くなったピットくんが敵をなぎ倒す感じを味わうのもいいかもしれませんが。
まとめ
基本、高難易度を好むゲーマー向けアクション・アドベンチャーです。
ゲームをあまりやったことがないひとは、手を出さないほうが無難ですが、名作といっても良いゲームなので、そういうゲームとして挑戦してみてもいいかもしれません。
有名シリーズ制覇を目指すつもりで、手にとってはいかがでしょうか。
いまなら、ニンテンドースイッチ オンライン加入者は無料でプレイすることができます。また、ニンテンドークラシックミニのファミリーコンピューターなどでもプレイ可能です。
・クリア時間 10時間未満
・私的評価 名作 (傑作・名作・良作・凡作・駄作の5段階)
スーパーマリオブラザーズ
このゲーム、小学生のときにクリアした。
しかし、最近またやって見たのである。
そのとき、ワープをしないで無限増殖しないでやってみようと思った。
今の自分なら、どのくらいできるのであろうか。
そしたらね、1回で最後までクリアできちゃった。
終わって見た感想が、「面白かったー!」
やっぱ良くできてるというのと、ワープしないといろいろな面があり、慎重にプレイをする必要がありほどよい緊張を感じ、ゲームバランスが良い。
ということで、今やってもマリオで楽しめることを発見したのと、やっぱり制約があったから楽しかったわけよ。
この経験から、ゲームを楽しむにもある程度の制約が必要だと思ったのと、それにより感じる達成感が強くなる。
そう感じましたね。
案外このブログを始めたゲーム制覇の道も、ここから始まったのかもね。
・クリアまでのプレイ時間 2時間
・私的評価 傑作 (傑作・名作・良作・凡作・駄作の5段階)
Gabriel knight: sin of the fathers ちょっと答え見たけどクリアした!
Gabriel knight: sin of the fathersをクリアしましたよ。
アドベンチャーゲーム、好きなんですよ。
小学生のころ、兄が購入していたパソコンの雑誌なんかで、よく大人向けのアドベンチャーゲームの記事がありましてね。
なにかコーヒー飲みながら、推理するみたいな感じで、大人っぽくて憧れたね。
で、Gabriel knight:sin of the fathers。
このゲーム、欧米では結構有名なアドベンチャーゲームらしいだが、このジャンルは文化的な違いとか、難易度の違いとかで、なかなか日本には入ってこない。
雰囲気とか扱う題材が、日本人には馴染みがない感じで、日本にはいって来ないのだろうと思うのだけど、逆に異国情緒にあふれていて、新鮮である。
冒頭のタイトルから、独特の重厚なサウンドが、何度聞いてもいい感じだ!
内容。
ガブリエルナイトという、濃い感じの中年が主人公なのだが、ストーリーはvoodooという日本人にはよくわからない宗教が絡んでいるのだが、ネタバレになるので、あまり書けない。
登場人物はアシスタントのグレース・ナカムラなどを中心にキャラに魅力があり、日本にもこういう、大人向けの濃いゲームがあれば良いのに、と思う。昔はいっぱいあったけど。
でゲームの内容だが、マウスで操作するポイントアンドクリックのゲームである。
ストーリーや謎解きは、理不尽さはなく、それほど難しくないが、ピクセルハンティング(?)が難しい。
ピクセルハンティングとは、要するに画面をカーソルで調べるときに、すごい細かい位置にある小さなものを発見しておかないと、あとで詰まる、という奴でそれが厄介だ。
それから、時たまアニメーションで人物やら仕掛けが動くときがあるのだが、その特定のタイミングで、アイテムを使って対処するような仕掛けがあり、タイミングがシビアだったりして、この辺が難しい。
でもそこさえ気をつければ、だいたいクリアできるのではないかと思われる。
欧米のアドベンチャーゲームは、理不尽ということはなく、こういった点が難しいのだが、1つ頑張ってクリアできれば、自信がついて、他の名作にも挑戦できるようになると思う。
あ、ちなみに日本語版がないので、英語でプレイすることになる。
プレイして見ると、何気にやり残しがある地域に印がついたり、一つ一つ解決していくのは、達成感があり楽しいと感じる。
自分は、この手の伝統的欧米アドベンチャーゲームを初めてやったのだが、ピクセルハンティングがとっても難しく、付属マニュアルに細かいヒント集を数回みてやっとクリアした。
その辺は制覇したとは言えないかもしれないが、それでなければ、この手のゲームを全く消化できないので、まあよしとする。
今回コツを掴んだので、次回はヒントを見ないで頑張りたい。
・クリアまでのプレイ時間 迷ってた時間含めると15時間程度?不明。
・私的評価 名作 (傑作・名作・良作・凡作・駄作の5段階)