スターフォックス アドベンチャーをクリア。シリーズをリブートする!
スターフォックスシリーズは、ニンテンドー64の時代まで良くプレイしたものだ。
大学生当時、私はプレステはやっておらず、任天堂ファンみたいな感じで、始めて自分でバイトで稼いだお金でニンテンドー64を購入したのだが、その後の任天堂の体たらくに失望し、ゲームキューブは買わなかった、、ということはなくニンテンドー64をこよなく楽しんでいた。
ただゲームキューブは当時社会人なりたてで忙しかったのと、ps2に押されてて、ちょっともう任天堂の時代も終わったかな?とも感じ、あんまり気が乗らず買わなかったのだ。
そんなわけで、その後スターフォックスをやったことは無い。
しかし当時からスターフォックスシリーズは、アニメっぽいキャラが割と好ましく、立派なシリーズだと感じていた。
あれから20年もの時が経ち、立派なシリーズと感じていたスターフォックスシリーズは下火・終わりになっているような気もするが、しかしフリーになった今、そんなゲームキューブで物議を醸したこのシリーズを、任天堂の開発リーダーも引退した2021年、今更ながらリブートすべくこのゲームに触れることにしたのだ。
しかし。
このゲーム、スターフォックスシリーズと言いつつ、アクションアドベンチャーゲームである。当時のレアの開発者が、ゼルダのオカリナに触発されて、似たようなゲームを作ろうとしたと聞く。
プレイしてみると、所々シューティングパートやレースパートなど、これまでのスターフォックスっぽさのあるカッコいいサブゲームが用意されている。
このゲームの良いところは、なんといってもグラフィックで、2021年のいまプレイしてもあまり違和感なくプレイすることができるのが凄い。所々のキャラや背景の質感、水の感じや光の感じも美しい。
それから、アクション部分もレースやシューティング部分も含めた全てについて、キャラを動かした感じが気持ち良く、流石レア!と思わせる操作感だ。
キャラは全編英語音声なのだが、フォックスが、あまり真面目一辺倒ではなく、いい具合に抜けたキャラで面白い。雰囲気的にスターウォーズのルークみたいな感じの奴で、その他日本産スターフォックスでの真面目な感じより、こっちのほうがずっと好ましく感じる。
他のサブキャラとの掛け合い演出もカッコ良い!と長所がたくさんあるのだが、このゲーム、どうも、その辺のシステムや雰囲気を作ったところで力尽きたのか、シナリオや謎解き部分、戦闘のゲーム性が、妙に適当に作られている。
魔法なんかも、利用シーンが限られていて、特定の場所でしか使わないし、そもそも戦闘でボタン連打で困ることがない。
サブゲームも含めて雰囲気や操作は良く練られているだけに、惜しい!、ていうか、このほんのちょっとしかできないサブゲームがゲーム的には一番面白いのではないか…。
なんでこの操作感を生かしたボリュームのマップとシナリオを作ってくれなかったのか…。非常に惜しまれる。
シナリオも適当だから、途中で、次に何をしたら良いか、すぐわからなくなるし、その冒険を何のためにしているか、終始わからない。
そもそもスターフォックスの世界に魔法はないだろうと思う。クリスタルの超能者という設定は良いのだが、魔法とか言わないでほしい。その辺も語彙に揺らぎがあり適当に作られているな、と感じる。
ま、そんな不満点もあれど、ゲームがそこそこ簡単なこともあり、クリアできたわけで終わってみると、クリア感が気持ち良いゲームだった。
新キャラのクリスタルも可愛くて魅力的だし、良しとしよう!
次は、アサルトだ!
プレイ時間 15-20時間くらい?
自分評価 良作